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劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

評価
4.0
感想一言
SAO (ソードアート・オンライン) らしさがあって上手く全部入りした作品だが、SAO 知らないとちょっとつらいかも

作品情報

制作
2017年/日本
配給
アニプレックス
上映時間
119分
映倫区分
G
監督
伊藤智彦
原作
川原礫
脚本
川原礫, 伊藤智彦
音楽
梶浦由記
主題歌
LiSA
キャスト (声の出演)
松岡禎丞: キリト(桐ヶ谷和人) / 戸松遥: アスナ(結城明日奈) / 伊藤かな恵: ユイ / 竹達彩奈: リーファ(桐ヶ谷直葉) / 日高里菜: シリカ(綾野珪子) / 高垣彩陽: リズベット(篠崎里香) / 沢城みゆき: シノン(朝田詩乃) / 平田広明: クライン(壷井遼太郎) / 安元洋貴: エギル(アンドリュー・ギルバート・ミルズ) / 山寺宏一: 茅場晶彦 / 神田沙也加: ユナ / 井上芳雄: エイジ / 鹿賀丈史: 重村教授
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あらすじ

2022年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫
――その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。
それから4年……。
≪ナーヴギア≫の後継VRマシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。
≪オーグマー≫。
フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。
≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。
その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。
アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。

感想

SAO (ソードアート・オンライン) のアニメシリーズを観ていた事もあり、劇場版の完全オリジナル新作と言う事で、どんな作品なのか期待を胸に観てきました。
今回は SAO や ALO (アルヴヘイム・オンライン) の VR《Virtual Reality = 仮想現実》ではなく、 AR《Augmented Reality = 拡張現実》のオーディナル・スケール (OS) と言うゲームが話しの中心となる作品です。
正直、SAO のアインクラッド編を知らないと、観ていて少し面白みに欠けてしまうのでは無いかなと思います。 とは言え、時系列としてはマザーズロザリオ編の2週間後くらいに物語が始まっているようなので、アインクラッド編を知らないと全く楽しめないかというとそうでは無く、フェアリィ・ダンス編, ファントム・バレット編, マザーズ・ロザリオ編まで登場人物は網羅されているので十分楽しめると思います。

SAOと言えば戦闘シーンが見せ場の1つですが、アクションシーンも多く楽しませてくれます。 AR型情報端末オーグマー (Augma) 専用の ARMMO RPG オーディナル・スケール が今回の話の中心にあるゲームです。 確かに拡張現実なのですが、色々と工夫もされているようで見入っていると AR と言う事を忘れて VR ではないかと錯覚してしまいます。 でも、ゲームのプレーヤーは AR なわけで、VR の用に自分の運動機能を超えた動きはできないわけで、自分だったらどっちのゲームがいいかな?と考えてしまいました。

主人公キリトとアスナを親のように慕っているユイが、AR の端末のオーグマーのお陰もあって、現実世界にまさに拡張現実でうまく溶け込んで表されているのが良かったですね。
AR と言う事で、生身の身体でゲームをプレイしなければいけないというところで、出だしのキリトが強くない, 上手くないと言うところが、ちょっと新鮮ですね。
キリトとアスナの初々しさのあるラブラブ感が微笑ましくもあるのですが、オーディナル・スケール でのコスチュームはさりげなくペアルックと言うところがなんか良かったです。

また、今回は オーディナル・スケール 内の AR アイドルと言う事で ユナ と言うキャラクターが新たに登場するのですが、声優は神田沙也加さんです。 そのため劇中で数曲、歌を披露してくれるのですが、そちらも神田沙也加さんが歌われています。
『アナと雪の女王』のアナ役で、脚光を浴び一躍有名になった神田沙也加さんですが、もともと声優の養成所に通われたこともある方なので、今回もいい仕事されてます。

クライマックスになるに従い、アクションシーンの見せ場も増え、自分的には良い意味でソードアート・オンライン全部入りな感じで楽しませてくれました。

できれば ソードアート・オンライン の特にアインクラッド編はどんな話しかは知ってから観られた方がより楽しめるのでは無いかなと思います。
映像も音楽も良いので、ソードアート・オンライン を読んだこと、観たこと無い方でも楽しめると思います。
また、キリトとアスナのラブロマンスの話でもあるので、アニメが好きなカップルの方にもデートで観に行かれても良いのではと思います。

鑑賞記録

TOHOシネマズ日本橋 / スクリーン5 / A-5