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翔んで埼玉

評価
4.5
感想一言
“埼玉ディス” と言われているが、じつはある種の郷土愛に満ちた作品ではないかと思えてしまう

作品情報

制作
2019年/日本
配給
東映
上映時間
107分
映倫区分
G
監督
武内英樹
原作
魔夜峰央
脚本
徳永友一
主題歌
はなわ
キャスト (出演)
二階堂ふみ: 壇ノ浦百美 / GACKT: 麻実麗 / 伊勢谷友介: 阿久津翔 / ブラザートム: 菅原好海 / 麻生久美子: 菅原真紀 / 島崎遥香: 菅原愛海 / 成田凌: 五十嵐春翔 / 間宮祥太朗: 埼玉県人の青年 / 加藤諒: 下川信男 / 益若つばさ: おかよ / 中尾彬: 壇ノ浦建造 / 武田久美子: 壇ノ浦恵子 / 麿赤兒: 西園寺宗十郎 / 竹中直人: 神奈川県知事 / 京本政樹: 埼玉デューク / JAGUAR: エンペラー千葉
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予告

あらすじ

埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。
カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。

その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。
通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、
埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。

東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、
生徒会長として君臨していた。
しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。

麗は実は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。
その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。

2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線の一員であり、壇ノ浦家に使える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。
東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、
百美と麗は東京に立ち向かう。果たして埼玉の、さらには関東の、いや日本の未来はどうなるのか――!?

感想

<埼玉ディス> が目立って取り上げられていますが、面白くて笑える楽しい映画でした。
確かに <埼玉ディス> はあるのですが、埼玉をはじめ千葉, 東京, 神奈川の土地のことを知らないとネタにできない事も多々あり、ある種の郷土愛に満ちた作品ではないかと思ってしまう作品でした。 「埼玉県民が東京に行くには通行手形がいる」「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ」などの埼玉ディスが注目を浴びましたが、出演している豪華俳優陣、そしてその俳優陣の濃い演技も見所の一つではないかと思います。
また、物語終盤に都庁前のシーンがあるのですが、実際に都庁前の道路を3日間完全封鎖しての大規模ロケを行ったんだとか。 CGではない迫力があります。
エンディングは、はなわさんの「埼玉県のうた」と言うのも良かったです。

個人的には、実は主演のGACKTさん, 二階堂ふみさん共に沖縄出身という、埼玉県出身では無いと言うところがちょっと面白かったです。

原作を読んでいなくても十分楽しめますし、関東に縁が無い方でも楽しめる映画ではないかと思います。

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鑑賞記録

TOHOシネマズ六本木ヒルズ / スクリーン2 / D-13