グリーンブック (原題: Green Book)
- 評価
- 4.0
- 感想一言
- 考えさせられつつも笑いがあり、観たあとは人に優しくなろうと思える
作品情報
- 制作
- 2018年/アメリカ
- 配給
- ギャガ
- 上映時間
- 130分
- 映倫区分
- G
- 監督
- ピーター・ファレリー
- 脚本
- ニック・バレロンガ, ブライアン・カリー, ピーター・ファレリー
- 日本語字幕
- 戸田奈津子
- キャスト (出演)
- ビゴ・モーテンセン: トニー・“リップ”・バレロンガ / マハーシャラ・アリ: ドクター・ドナルド・シャーリー / リンダ・カーデリニ: ドロレス / ディミテル・D・マリノフ: オレグ / マイク・ハットン: ジョージ
予告
あらすじ
人種差別が色濃く残る、時は1962年、ニューヨークで有名なコパカバーナで用心棒をしていたトイタリア系白人のトニー・リップが、黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。アメリカ南部でコンサートツアーを計画しており、その運転手として。 しかし、南部は黒人差別が色濃い地域である。 黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック「グリーンブック」を頼りに、2人の2ヶ月にわたる旅がはじまる。
出自も性格も全く異なる2人は、初めは衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていくと言う、実話に基づいたお話し。
感想
「グリーンブック」を鑑賞してきました。
考えさせられる事もありますが笑いもあり、観たあとは人に優しくなろうと思える、とても良い作品でした。
アカデミー賞, ゴールデングローブ賞で作品賞やいくつかの賞を取ったことでも注目されていますが、自分としてはマハーシャラ・アリさんが出られる作品と言う事もあって、予告を観たときから気になっていました。
出演されているマハーシャラ・アリさんは、2016年の「ムーンライト」で知ってから気になる俳優さんの一人でもある。 最近では、先日観た「アリータ:バトル・エンジェル」にも出演されている。
友情を築くきっかけの一つになったのではないかと思える、ケンタッキー州での一幕はほっこりする感じもあり面白かった。
また、liar と bullshit を嘘つきとデタラメと訳していた、戸田奈津子さんの字幕がなるほどぉ、さすがだなぁと思った。
粗野だが愛妻家で家族思いのトニーが、根は素直だからシャーリーの才能を素直に認め、偏見を持つ事を止め、人として向き合う事ができたのではないかと思う。
ちなみに、トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガ さんが製作・脚本を手がけいる。
話題作と言うだけでなく、いろいろと楽しめる映画だと思い、おすすめです。
鑑賞記録
TOHOシネマズ新宿 / スクリーン5 / A-9