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君の名は。

評価
5.0
感想一言
背景が綺麗!! 物語はドキドキそして切なくて、でも最後は爽やかに感動できました

作品情報

制作
2016年/日本
配給
東宝
上映時間
107分
映倫区分
G
監督
新海誠
原作
新海誠
脚本
新海誠
キャラクターデザイン
田中将賀, 安藤雅司
音楽
RADWIMPS
主題歌
RADWIMPS
制作
コミックス・ウェーブ・フィルム
キャスト (声の出演)
神木隆之介: 立花瀧 / 上白石萌音: 宮水三葉 / 長澤まさみ: 奥寺ミキ / 市原悦子: 宮水一葉 / 成田凌: 勅使河原克彦 / 悠木碧: 名取早耶香 / 島崎信長: 藤井司 / 石川界人: 高木真太 / 谷花音: 宮水四葉 / てらそままさき: 宮水トシキ / 大原さやか: 宮水二葉 / 井上和彦: 瀧の父 / 茶風林: 勅使河原の父 / かとう有花: 勅使河原の母 / 花澤香菜: ユキちゃん先生
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予告

あらすじ

千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。
小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。
行ったこともない山奧の町で、自分が女子高校生になっているのだ。

繰り返される不思議な夢。 そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。
二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた・・・・・・。

出会うことのない二人の出逢い。
運命の歯車が、いま動き出す

感想

予告を観たとき男女が入れ替わると聞いて、初めは 1982年(昭和57年)に公開された 大林宣彦 監督の『転校生』みたいな映画かな? と思っていました。映像も好きな感じではあったけれど、良くある高校生の青春映画的なものかなと思って、観たいリストには入れていませんでした。
けれども公開されて直ぐに人づてに評判を耳にしたり、たまに観る『王様のブランチ』でも公開2週間で興行収入49億円といった話を聞くと、そんなに良いの? と思い劇場に足を運んでしまいました。

岐阜県飛騨市の田舎町の山々や湖、空などの風景がとても綺麗に描かれています。空は、晴れた日の澄み切った空や、彗星が訪れる夜の星空も美しいです。 個人的には、自然の風景だけでなく普段見慣れているはずの東京の街並みや雑踏が、細かく丁寧に描かれていてとても興味深かったです。 それらが、物語をときに身近に感じさせてくれるように引き立ててくれていたように思います。

東京の都心に暮らす男子高校生の立花瀧が、山深い田舎町に暮らす女子高校生の宮水三葉と入れ替わり、瀧が状況を理解しようと三葉の身体を確認するシーン、逆に三葉が入れ替わり瀧の身体を確認するシーン、思わず笑いがこぼれてしまいました。 毎回確認するかは別ですが、初めて入れ替わるなんて事になったときは現実が受け入れられずするだろうなと。
個人的には、瀧と三葉の二人が戸惑いながらも現実を理解し受け止め、いつしか乗り切って楽しみ始めたところもう少し描いて欲しかったなあと思いました。

声の出演は、男子高校生の “立花瀧” を 神木隆之介 さん。 神木隆之介さんと言うと自分はどうしても『SPEC』の “一十一 (ニノマエジュウイチ) ” を思い出してしまうのですが、自然体な男子高校生の感じがして良かったです。 忘れてならないのは三葉が入れ替わっているときで、女子っぽさのある男子というところも違和感なく良かったです。
そして、女子高校生の “宮水三葉” を 上白石萌音 さん。 話しによると、新海監督がオーディションで上白石さんの声に惚れ込み即決したそうです。 だからというわけではないですが、とてもあっていて良かったです。 彼女もまた当然、瀧が三葉の身体に入れ替わっているときの瀧を演ずるんですが、とってもいい感じです。
自分的に気になったのは、長澤まさみ さん演じる瀧のバイト先の女子大生の先輩 “奥寺ミキ” と、市原悦子 さん演じる三葉の祖母 “宮水一葉” です。 奥寺先輩は、男子高校生だったら絶対憧れるだろうなって感じの女性。 高校生のときは、大学生は少ししか離れていないのに特に女性は大人に見えて憧れたなという事を思い出しました。 そして、そんな事を思い出させてくれる感じで、長澤まさみさんの声があっていました。 そして、”宮水一葉” の市原さん。 あの声を聞くと安心感があり、また昔話や伝承を話すと重みもありとてもあっていました。 今思い出しましたが、市原さんは、私が小さい頃に観ていた20年間続いた『まんが日本昔ばなし』の語りをされていたんでしたっけ。 年期が違います。

様々な結びをとおして、色んな事を感じ、考えさせてくれる作品だと思います。 久々に、また観ても良いかなと思いました。
一人はもちろん、友達どおし、恋人どおしで観に行って楽しめる映画だと思います。

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鑑賞記録

新宿ピカデリー / シアター1 / E-19