ペット2 (原題: The Secret Life of Pets 2)
- 評価
- 3.0
- 感想一言
- 飼い主の知らないところでのマックスの成長物語なのだけど…
作品情報
- 制作
- 2019年/アメリカ
- 配給
- 東宝東和
- 上映時間
- 86分
- 映倫区分
- G
- 監督
- クリス・ルノー
- 脚本
- ブライアン・リンチ
- 音楽
- アレクサンドル・デスプラ
- 日本版イメージソング
- 木村カエラ
- 日本語字幕
- 牧野琴子
- キャスト (声の出演)
- パットン・オズワルト: マックス / エリック・ストーンストリート: デューク / エリー・ケンパー: ケイティ / ハリソン・フォード: ルースター / ジェニー・スレイト: ギジェット / レイク・ベル: クロエ / ケビン・ハート: スノーボール / ティファニー・ハディッシュ: デイジー
- 日本語吹替
- 設楽統: マックス / 日村勇紀: デューク / 佐藤栞里: ケイティ / 内藤剛志: ルースター / 永作博美: クロエ / 沢城みゆき: ギジェット / 中尾隆聖: スノーボール / 伊藤沙莉: デイジー / 宮野真守: セルゲイ / 梶裕貴: ノーマン / かぬか光明: メル / 銀河万丈: ポップス / 青山穣: バディ
予告
あらすじ
新たな出会いと試練
マックスとデュークは、飼い主のケイティと一緒に楽しく穏やかな生活を送っていた。
ケイティはチャックという心優しい男性に出会い、結婚。 息子のリアムが誕生する。
マックスはラムを我が子のように可愛がるが、過保護のあまり、彼が 100% 安全かどうか、いつも心配するようになってしまう。
ある日、ケイティたちと家族旅行に行くことになり、その旅行先の農場で、真面目で威厳あふれる脳条件のリーダー、ルースターと出会う。
心配性で臆病なマックスは、ルースターから自分の行動と態度で大切なものを守るとはどういうことなのかを教わる中、ある大事件が起こる・・・。引用元: 「ペット2」オフィシャルサイトより
感想
前回に引き続きテリア系雑種のマックスが主人公。
そのマックスの成長物語なのだけれど、前作『ペット』を観たときのインパクトが強すぎたのか、それぞれのペット視点の物語には変わりないのだけれど前作ほど面白い!という感じではなかったです。
前作『ペット』もいくつかの話が並行して進んだけれど、今回も同じように3つの話が進行していく、前作から3年後のお話。
マックスはデュークと仲良く日々を過ごし、飼い主のケティは気がつけば心優しいチャックと結婚し、男の子リアムを授かったというところから物語は始まります。
ケティが子供をさずかり身近に接するまでは、子供なんて!? と思っていたマックスも、リアムが赤ん坊から元気に動き回る男の子になる頃には過保護気質な保護者に。
人の世でも、ありそうな感じです。
そんなマックスが育児ノイローゼになり、エリザベスカラー (首の周りにつける円錐台形状の保護具) をつけるようになるのだが、実際の犬のストレスからの行動も、実際のところこんな感じだったりするのかなぁと思った。
そんなマックスとデュークは、ケティ親子とともに旦那さんのチャックの親戚の農場に旅行に行くことに。
そこにいるクールな農場犬のルースター(英語で雄鶏: rooster ) との出会いがマックスの成長のきっかけをくれるのだが、そのルースーターの声をオリジナルでは ハリソン・フォードさんが演じている。
なんとも、田舎にいる無骨な感じのブレない己を持った感じが醸し出ていて好演されていました。
前作ではペット軍団のボスをしていた白うさぎのスノーボールは、今は自分をスーパーヒーローと思い込んでいるのかのような日常を送っているらしい。
個人的には、前作でも素養はあったと思うけれど、そこまでコミカルなキャラクターにしなくても良かったのでは?と思った。
なのでスノーボールは、とんがったところが薄れかなり丸くなった感じでした。
新キャラクターのシーズーのデイジーが、スーパーヒーロー(?) のスノーボールを訪ねてある依頼を持ち込んでくる。 スノーボールはそれを引き受けるのだが、それがやがて大騒動に。
もう一つは、マックスに恋い焦がれる犬のギジェットのお話し。
旅行に行くマックスから一番のお気に入りのおもちゃ “ミツバチ君” を預かったギジェットだが、その “ミツバチ君” がきっかけで思わぬ事に。
ギジェットの話で、前作に出ていた猫のクロエ, 犬のメルやバディ, モルモットのノーマン, セキセイインコのスイートピーも出てくる。
前作は、一見おしとやかに見えるギジェットが吹っ切れたときのアグレッシブな行動が面白かったのだが、今回もそんなシーンはあるもののちょっと物足りなさを感じてしまった。
個人的にはちょっと物足りなかった本作ですが、可愛い動物たちの楽しいお話しとしては、小さなお子さんから大人まで十分楽しめると思います。
特にご家族向けには良いのではないかと思います。
鑑賞記録
TOHOシネマズ新宿 / スクリーン7/ C-15