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ドラゴンクエスト YOUR STOЯY (ユア・ストーリー)

評価
2.5
感想一言
原作ゲームを知っていて観る方は、ユア・ストーリーと言う事を頭の隅において観た方が良いかと

作品情報

制作
2019年/日本
配給
東宝
上映時間
103分
映倫区分
G
総監督
山崎貴
監督
八木竜一, 花房真
原作, 監修
堀井雄二
脚本
山崎貴
音楽
すぎやまこういち
キャスト (声の出演)
佐藤健: リュカ / 有村架純: ビアンカ / 波瑠: フローラ / 坂口健太郎: ヘンリー / 山田孝之: パパス / ケンドーコバヤシ: サンチョ / 安田顕: プサン / 古田新太: ブオーン / 松尾スズキ: ルドマン / 山寺宏一: スラりん / 井浦新: ミルドラース / 賀来千香子: マーサ / 吉田鋼太郎: ゲマ
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予告

あらすじ

君を、生きろ
映画だからこそ実現できた『ドラゴンクエスト』
新たな冒険の扉がこの夏、開く――

少年リュカは父パパスと旅を続けていた。 その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。 旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。 しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる――
それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。 父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。 果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?

感想

いろいろと賛否両論で話題の本作。
個人的には、原作ゲームを知っている方は以下の事を頭の隅において鑑賞された方が良いと思います。

  • 本作は、1992年9月にエニックス (現: スクウェア・エニックス) から発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を原案とした物語
  • タイトルに「ユア・ストーリー」とついていること
  • リストが入ります。長めのリストはこのようなデザインになります。長めのリストはこのようなデザインになります。長めのリストはこのようなデザインになります。
  • 本作のキャッチコピーは、「君は、何者だ。」, 「君を、生きろ。」(予告の最後などに出てきます) となっている

本作は、あくまでもドラゴンクエストの話は原案なので、単に『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の物語を 3DCG アニメーションにしたわけではないです。
監修に原作者である堀井雄二さんがかかわっていますが、総監督・脚本を山崎貴さんがおこない、山崎さんのアイデアが加わっていると言うところがポイントです。
それが、タイトルやキャッチコピーに現れていると思います。

実は私は、まったくそこは気にせず、予告を観て『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の物語を映画化したんだぁ、と思って観たのでクライマックスは正直「えっ!?」と思い、一瞬思考が止まってしまいました。
主人公の話し方が物語の中の雰囲気とちょっと違い現代風な気がしたり、ところどころちょっと違和感を感じたところがあったのですが、観終わって振り返ると自分的にはちょっと納得できました。

原案の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、主人公が子供として父親と共に冒険をする幼年時代、成長し結婚を経て妻と共に冒険する青年時代前半、主人公が父親として成長した子供たちと共に冒険する青年時代後半の、大きく三つの時代に別れている物語。
そんな親子三代にわたる壮大なストーリーなので、 展開早いと思えなくもないですが時間の制約上しかたないかなとも思え、103分という限られた時間にうまく話をまとめられていると思います。
ただ、原作のゲームでは主人公の子供は息子と娘の二人なんですよね。
あえて息子一人にしなくても良かったのでは?と思いました。

豪華な俳優さん, 声優さんを起用していますが、その話題性だけでなく、みなさん良い演技をされていて良かったと思います。
個人的には、結婚にまつわるエピソードは綺麗にまとめられていて、各役者さんの演技も相まって良かったと思います。
映像も、ゲームでは有名なさまざまな魔法の映像表現も工夫されていたと思いますし、3DCG アニメーションも綺麗で楽しめました。

しかし、正直、万人うけする映画ではないと思います。
制作側の意図は分かりませんが、予告や本編の構成などをもう少し観る側のことを考えて作られた方が、もう少し作品として好意的にとらえる方が増えたのではないかと思います。
クライマックスをどう受け止めるか、清濁併せ呑む気がある方は劇場に足を運んで、周りの観客の方の反応もふくめて鑑賞されても良いと思います。

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鑑賞記録

新宿バルト9 / シアター3 / B-12